日本史に学ぶ一流の気配り(加来耕三 著)の中に、以下の記述がありました。
「『組織に欠かせない人間』とは、どんな人物でしょうか?
営業トップの人材?経理部門を担う逸材?新商品の開発者?
どれも違います。
これらは、いずれも替えの効く人材であり、本当に必要なのは、組織にあって上からも下からも人望がある人物ではないでしょうか。」
更に、人望がある人物には、二種類あると書かれています。
「1つは、カリスマ性があり、人望が高い人。武田信玄、上杉謙信、織田信長が典型。
そしてもう一種類が、言っている事が正論で、公的についていかざるを得ない人物。」
私には、カリスマ性はありません。だからという訳ではありませんが、後者のような人物になりたいと常々思い、行動しているつもりです。
そこで、私の経験をひとつ。
私があるプロジェクトチームの一員として働いていた時の話です。
プロジェクトチームは、複数部門の人が集まってきます。その中では、私は自部門の責任者として、他の部門の人に、理解、納得を求めていがなければなりません。そして、プロジェクトチームからの理解が得られたなら、今度は自分の上司への承認をもらいにいきます。その時にやった事は、必ず自分自身の口で説明すること。
また、この時心掛けていたのは、プロジェクトチームであれ、上司であれ、理解、なつ、承認をもらうには、誠実にブレずに正論をぶつけ続けていくことでした。
当然私の考えが誤っていて、修正していかなければならない所も出ましたが、最終的は、私自身も含めた全ての人が納得できる結果に持っていくことが出来ました。
そして何よりも、このような行動をしていった事で、最も大きなものを得たのは、『周りからの信頼』でした。
周りからの信頼が得られると、その後の仕事はとてもうまく回っていきました。
という事で、正論を誠実にブレずに言い続けていければ、周りからの信頼を得ることができ、それが『組織に欠かせない人材』になっていくのだと私は思います。